2014年12月24日水曜日

約束した時間をすぐ変える人


私自身は、どちらかといえば約束や時間を守ることにはうるさい方だと思います。
もしもお相手の方とアポイントを決めたら、よほどの緊急事態ややむを得ない事情でも起こらない限り、それを変更することはありません。
私の周りの方々、クライアントの皆さんも、ほとんどが同じような考えの方々です。

ただ、先日ある方を通じて予定されていたアポイントが、先方の都合で変更になったということがありました。そもそもは先方が指定してきた時間での予定だったにもかかわらずです。
その仲介をしていたベテラン営業の方は、「あの会社のやつらはいつもそうなんだよ」などとおっしゃいます。

そこで私が思い当たったのも、せっかくアポイントをとっても、後からその時間を変更して欲しいと言ってくる人はいつも決まっているということです。しかもそれが結構な頻度で起こります。

そんな中である日たまたまですが、その人がまさに約束を変更している場面に遭遇したことがあります。
見ていてわかったのは、その人はどうも他人の序列をはっきりとつけていて、その相手によって約束の時間を変えているということでした。

自分よりも上と見ている人が何でも優先で、自分よりも下と見ている人とのアポイントを上書きして変えてしまっていました。例えば受注している顧客を優先して、発注先業者とのアポを変えてしまう、上司の予定を優先して、部下との予定は後回しにするなどということをしています。
先に入れた予定優先ではなく、相手と自分との力関係が優先なのです。

そんな目で、その方が他の人と接する様子を見ていても、上の人には必要以上に腰が低く、逆に下の人にはやけに横柄という感じがします。相手によって態度の違いが大きいようです。

これを見た時、私は「やっぱりこの人は信用できないな」と思いました。たぶんどんな内容のことでも、相手が自分よりも下だと見れば、一度合意したことでも、ゴリ押しして変えてしまうような人だと思ったからです。ビジネスをしていく上での信頼関係を結ぶことができそうにありませんし、こちらが一方的に損をするようなことにもなりかねません。

ほんの一つの小さなことであっても、よく見ていると、やっぱり一事が万事で同じような行動を取るものです。小さな約束を破る人は、大きな約束も破ります。

私は、この手の人と会うのははっきり言って面倒なので、よほどの用件がなければ会いには行きませんでしたが、それは「自分が変な損害を被らない」というビジネス上の判断としても、実は正しかったのだと思ってしまった一件でした。

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