2013年4月13日土曜日

鶴岡八幡宮の絵馬を見て


移動中に少し時間が空き、寄り道というにはだいぶん遠回りではありましたが、鎌倉の鶴岡八幡宮に、ちょっと気まぐれでお参りをしてきました。
その際、境内にたくさん置かれている願掛けの絵馬が目に入り、なんの気なしに見ていました。

自分の未来への希望や不安に向けた願い、病気のご家族や友人の回復への願い、お孫さんやお子さんの幸せへの願いなど、いろいろな方のいろいろな思いが込められているのを見ていると、絵馬を書いた方の心情に共感したり同情したり、同じ気持ちで願ってしまったりと、少し複雑な感じでした。

そんな中で少し気になることがありました。それは、書かれている願いがあまりに普通でささやかなものが多かったことです。仕事にまつわる内容であれば、正社員になりたい、安定した職業へ、人の役に立ちたいなど。お金に関することであれば、お金持ちになりたいではなく、不自由しないで普通の暮らしができるようになど。他には家族の健康、みんなで仲良くなどという、本当にささやかな希望だったということです。

それほど夢を持ちづらい世の中ということを、あらためて感じてしまったのですが、同時にどんなにささいなことでも、やっぱり夢を持つことは大事だということを感じました。
ささいな夢、小さな夢であっても、みんなその夢に向かってがんばり、家族や周囲を気遣い、自分のやる気につなげて行動するのだと思います。

人事や組織に関わる仕事をしている立場からすれば、会社や組織を夢の持てる場所にするということはとても重要な使命だと思います。夢が持てるかどうかは、人のモチベーションを保つうえで、大事な原点の一つだと思っているところです。


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