2013年2月15日金曜日

就活はやっぱり大手志向? 中小企業への目の向け方(1)


先日乗った電車の中で、就活中と思われる女子学生さんを見かけました。まだ始めたての様子でした。

スマートフォンでしばらく企業情報を検索していたようで、その後手帳に何かメモをしていました。チラッと中身が見えてしまったのですが、そこには誰でも知っているような超大手企業ばかり数十社の名前と、スケジュール関連の情報がビッシリと書かれていました。
化粧品と美容、アパレル関連の会社ばかりだったので、きっとそちら方面に興味をお持ちなのでしょう。まだまだ大手志向が強いなどと聞くので、他の人も初めはこんな感じが多いのかな、などと思ってみていました。

少なくとも私自身はそうでしたが、就活と言ったって初めは何をどうしてよいかイマイチわからず、とりあえず自分が使っている製品とか、趣味つながりとか、何となく興味を持っている事とか、そんな切り口で名前を聞いたことがある会社を何となく調べていたような覚えがあります。

その当時は、大企業に希望者が誰でもエントリーできる環境ではなかったので、あまりその先には進みませんでしたが、今のようにネットから誰でもエントリーできるようになると、大手志向が強まるというのはうなずける気がします。

「中小企業にも目を向けよう」とは言いますが、やっぱり普通に考えれば「大手の方が安定している」と思うでしょうし、募集人数も一見では多く見えるので、採用される可能性が高いような気がしてしまいます。まず大手を優先してダメなら中小企業も考えるという学生さんは、まだまだ多いのかもしれません。

ただ、「中小企業を後回しに」と考えるせいで、せっかくのチャンスを逃してしまっているケースが、どうもたくさんあるように感じます。
かつての中小企業の新卒採用は、学生さんの大手志向を前提に、「大手の活動が終わってから」と考えるところも多かったですが、今は随分違います。大手の動きなど関係なしに、積極的に動く中小企業がたくさんあります。やはりそんな動きの変化に、応募する側も対応する必要があると思います。

「中小企業にも早めに目を向けてみては・・・」ということです。

なぜそうした方が良いのかという理由は次回に・・・。


0 件のコメント:

コメントを投稿