2013年1月15日火曜日

全体を知れば“やる気”につながる


 年の初めに合わせて、今年の目標や計画、過ごし方などを考えた人も多いと思います。一年全体のことを考える時だと思いますが、これはとても大切なことです。全体を考え、知ることで自分がしていることの意義や意味を明確にすることができるからです。

これは仕事でも同じで、全体像を知ることによって、本人のやる気や効率的な動きにつながったりします。昔聞いたことがある例え話ですが、ピラミッド建造の石材を運んでいる労働者に何をしているか尋ねたところ、ある人は「石を運んでいる」と言い、ある人は「王の墓を建てている」と少し自慢げに言い、ある人は「国の歴史を作っている」と胸を張って言ったという話があります。

目先の日常に追われていると、自分がしていることの意義を感じられなくなりがちですが、自分の仕事の先につながっている全体を知ることで、モチベーションは大きく上がります。

全体を知らしめる、全体を理解させる方法はいろいろあります。

私が経験した中でいえば、
・社員参加で経営理念の見直しプロジェクトを行うことで理念が共有できた。
・それまでスローガン程度しか出していなかった事業計画を詳細に出すことで、目標共有できるようになった。
・小さなことまで情報開示を徹底することで、社員の不平不満が減った。
など。

一人ひとりが時々立ち止まって全体へのつながりを意識するとともに、経営者、リーダー、マネージャーという立場の方々は、現場の“やる気”を盛り上げ、効率的な行動ができるようになるために、日々の仕事がどのように全体につながっているのかを、各社員、各メンバーに伝えていってあげることも大切だと思います。


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