2012年7月22日日曜日

若手社員からの相談

私がまだ企業に在籍していた頃のある時、入社して1年ほど経つ新卒入社の若手社員から、人事部門のメンバーあてにメールが来ました。

“今一緒に仕事をしているリーダーの態度、接し方、仕事の進め方に納得がいかない、果ては人間性も許せない、他の同期メンバーも同じように言っている”とのことで、「このままではもう辞めたい」などと書いてあります。

メールを受け取った者が本人たちに確認すると、とにかくああだこうだといろいろ話が出てきて、かなり感情的になっている様子。その話を上位のマネージャーに相談したのか聞いたところ、「言いづらい」とか、「任せていると言って多分聞いてくれない」とか、いろいろ言い訳をしますが、要するに話していません。

仕方ないので、人事部門からその上位マネージャーに状況を説明してフォローを頼んだところ、もう翌日には一発解決、本人たちは納得顔で「これからも頑張ります」なんて言っています。要は少し話せば済む程度の事だったということです。(対応した者は「その程度なら最初からマネージャーに言えば良いじゃん・・・」と言ってましたが・・・。)

このように仕事上伝えなければならない事でも、「言いづらい」などという感情でコミュニケーションを避けるようなことが、特に最近の若手社員では時々あります。
気が合う人との狭い友達関係で過ごしてきている者が増えているため(?)ではないかと思っています。今回は新人研修の余韻が残っていたためか、たまたま人事部門には言いやすかったようです。

上司部下のコミュニケーションでの建前としては、「上司は自分から部下に歩み寄って、いろいろな手段でコミュニケーションを取る」となるのですが、このような例を見るにつけ、「若い世代のコミュニケーション能力を強化しないと、これからが大変だ」と思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿