2012年6月27日水曜日

うまくいかなかった社員誕生会の話(経緯)

  なぜ、せっかく企画した社員誕生会がうまくいかなかったのか・・・。まずは経緯の説明です。

  そもそもこの社員誕生会は、社長以下役員と対象社員との懇談会という形で、企画したのは当時入社したばかりだった50代の総務部長さんでした。外部から来た目で見て、何か問題意識があっての企画だったのだと思います。

  開催目的などの告知があったかもしれませんが、社員はそんな理由など興味も無く、単なる飲み会だと思っていたようです。軽く考えているので、当然都合がつかず欠席したいという者も出てきましたが、総務部長はどうしても全員出席させたかったらしく、「強制参加だ」などと言い始めます。

  社員たちは「何で強制されなきゃいけないの」などと言いながらしぶしぶ参加しましたが、初回はおとなしいメンバーが多かったことも災いし、会話は盛り上がらず、ここでも総務部長の提案で自分の抱負などをスピーチさせられることとなり、参加者からは大不評ということに・・・。役員の中からも「会の雰囲気が良くない」などと言う声が出る始末です。

  この話は他の社員に口コミで伝わり、次の参加予定者はみんな何かサボる言い訳を考え始めます。当時の私もその一人。でも私たちは“タダで飲めること”から開き直って参加することにしました。

  そこで企んだのは「総務部長が口出しする糸口を与えるな」ということで、当日は勢いでしゃべって場を盛り上げ、結果、誕生会はただの飲み会と化して、参加者に不評ということはなくなりましたが、その後あえて実施する意味がないという話になり、一巡したところでやめること(自然消滅?)となってしまいました。

  このように良かれと思ってのことが裏目に出たという経験、皆さんも似たような場面に遭遇したことがあるのではないでしょうか。

 
 こうなってしまった背景、この件で考えたことなど、私にとっての教訓などを次に少々述べたいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿