2012年6月22日金曜日

人がやる気を出す要素


組織への帰属意識や、人のやる気にかかわる要素として、大きく以下の4つの項目があると言われています。
(1)組織の活動内容(事業や仕事内容)の魅力
(2)組織を構成する人の魅力や組織風土の魅力
(3)待遇やその他条件の魅力
(4)組織が掲げるビジョンや理念の魅力

 関連する事柄は大体この中に分類できると思いますが、その捉え方は個人の価値観によって、優先順位も重み付けもバラバラです。
 ただ、いろいろな方にお話をうかがっていると、これらの事柄を自分の価値観で簡略化して捉えていることがよくあります。「うちの会社は給料安いから、みんなやる気が出ないよね」などと言うのが典型で、他には「大手みたいに福利厚生がないから」とか、「所詮下請けだから」などです。しかし、このように言っている本人はあまりその様には思っておらず、どうも本音がつかみ切れない部下達の様子などを見ながら、勝手に理由付けをして諦めているようです。
 企業や組織で働く中で、些細なことでも“やる気が出た”、反対に“やる気を失った”というような経験は誰でもいくつか持っていると思います。“人のやる気”というのは些細なことに左右され、そのポイントは人それぞれ違います。ちょっとした言葉のかけ方だけで行動が変わってしまうこともあります。決めつけて諦める前に、まず一人ひとりをよく観察して見てはいかがでしょう。案外すぐに出来ることが見つかるかもしれません。

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